横須賀の畳の宿
横須賀で畳の部屋といえば浦賀のYadoに集約されます。港から南、半島の京急側にあり、部屋からは海が見渡せ、宿はテラス、レストラン、無料Wi-Fiを備えています。畳はイグサを編んだ敷物で、この宿ではバルコニー、海の眺め、エアコン、専用バスルームと組み合わされています。キッチン、洗濯機、冷蔵庫があるため長めの滞在も現実的で、館内のレストランはブランチから夕食まで和食を出し、コーシャとヴィーガンの選択肢も載せています。
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横須賀での宿泊先
畳の滞在は立地がすべてを左右します。Yadoは中心部から京急線で南へ向かった浦賀にあり、鎌倉の鶴岡八幡宮までおよそ二十三キロメートル、東京羽田空港までおよそ五十三キロメートルです。その距離こそ静けさの代償で、三笠公園やヴェルニー公園、どぶ板通りといった港の見どころは徒歩ではなく電車で戻る先になります。その代わり、宿は海に面してバルコニーと海の眺めを持ち、食事の合間に使えるテラスも備えています。荷物預かりと毎日の清掃が館内にあり、一泊限りではなく半島滞在の拠点として使える仕様です。
部屋そのものが説得力を持ちます。畳の床は部屋の使い方を変え、入口で靴を脱ぎ、寝具は固定ではなく敷いて使う形になり、その空間はツインの部屋よりもグループに向いています。Yadoはそこにエアコン、無料アメニティとビデ付きの専用バスルーム、スリッパ、リネン、薄型テレビ、バルコニー越しの海の眺めを組み合わせています。その奥にはキッチン用品、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機を備えたキッチンがあり、数泊の滞在をレストラン頼みにしません。ここには共同の温泉はなく、その点は予約前に知っておく価値があります。
食事と周辺の通りが仕上げになります。館内のレストランは伝統的な設えで和食をブランチ、昼食、夕食にわたって出し、この海沿いでは珍しいコーシャとヴィーガンの選択肢も載せていて、こだわりがあるなら事前に一言伝える価値があります。コーヒーショップが午後のゆるやかな時間を担います。外に出れば浦賀の入り江の渡し船が数分で対岸へ渡り、造船の歴史は海沿いに案内板で示され、京急久里浜線はさらに南のくりはま花の国へ続きます。夕方になると通りは早く静かになるため、ぶらつく前提ではなく夕食を計画しておくのが賢明です。
浦賀は、基地の街が置き去りにした横須賀です。ここで船が造られ、ペリーの艦隊が沖に錨を下ろし、入り江はいまも小さな渡し船で二つに縫い合わされています。歩みは漁港らしくゆったりとし、斜面は海岸線のすぐそばまで迫り、店は夕方には早く閉まっていきます。京急線で数駅北のどぶ板通りのスカジャンやハンバーガー店とは、対照が際立ち、それは意図された違いです。
