和歌山で山の眺めを楽しめる宿
和歌山は紀の川の河口に開けた盆地で、周囲を低い丘陵が囲む地形にある。東横イン JR和歌山駅東口は現行の宿泊ラインナップの中で唯一、隣の建物の壁ではなくその丘陵を窓に収める宿だ。JR和歌山駅東口に直結し、ホームからわずかな距離で、冷蔵庫とワークデスク、電気ケトルという駅前ホテルの標準装備に加えて、この街の他のビジネスホテルタワーではまず見られない眺望が付く。星3クラスの簡素な客室ではあるが、その眺めと徒歩2分の鉄道アクセスが、隣のブロックを見るだけでは終わらない景色を求める人には十分な理由になる。
和歌山を縁取る丘陵は、もっと内陸の高野山で見るような険しい峰ではない。河口平野が紀伊半島の内陸部へと変わる境目を示す、低く木々に覆われた尾根だ。駅の東側からはその境界が城に近い平坦な街区より近く、はっきりとしたスカイラインとして目に入る。
宿泊エリア
駅と尾根が重なる場所
和歌山の宿泊施設の多くは隣の建物か紀の川の堤防、あるいは駐車場に面しており、本物の山の眺めはむしろ例外に属する。東横イン JR和歌山駅東口はその隙間を駅東側で埋めており、地形がわずかに高くなる分だけ周囲の屋根を越えて丘陵が見える。リゾートの眺望ではないが、実際の景色であり、短く効率的な滞在を前提にしたホテルチェーンの利便性とセットで手に入る。
東横イン JR和歌山駅東口はJR和歌山駅東口の目の前に位置し、紀勢線の到着が遅れても荷物を抱えて構内を走ることにはならない距離にある。山の眺めは線路の東側でわずかに高くなる地形によるもので、周囲の屋根越しに背後の低い尾根が見え、街の他の平坦で建物に囲まれたビジネスホテルとは明確に異なる。
客室は空調、浴槽付きの専用バスルーム、ワークデスク、冷蔵庫、電気ケトルという駅前ホテルの標準セットに、各フロア無料のWi-Fiが加わる。ホテルは無料の自転車を用意しており、窓から丘陵を眺めるだけでなく実際にその方向へ走り出せる。フロントは24時間対応で、紀伊半島からの紀勢線が遅れて到着しても鍵の受け渡しに困ることはない。
朝食は毎朝ビュッフェ形式で提供され、スタッフの対応の良さは過去の宿泊者から具体的に評価されている。星3という表示だけでは見えづらい実力だ。車での到着者向けに有料の専用駐車場もあり、改札に一番近い駅前ホテル群よりわずかに離れた立地を補っている。
より駅前中心のホテルと比べたときの代償は大きくない。和歌山MIOまで900メートル、日前神宮国懸神宮まで1.5キロほどで、どちらもキャリーケースを引いてもタクシーを呼ぶほどではない距離だ。改札への最短距離より本物の眺望を優先する旅行者にとって、この差は無料自転車で埋め合わせのきく妥協点になる。
旅行者の声駅前のホテルで山の眺めがあると知り、半信半疑で東横イン JR和歌山駅東口を予約した。実際、線路東側の低い丘陵は宣伝文句ではなく部屋から本当に見えた。翌朝は無料の自転車を借りて、乗る予定の電車まで日前神宮国懸神宮へ向けて走った。標準的なビジネスホテル滞在では得られなかった小さな収穫だ。
現地のヒント
- 1眺めを重視するならチェックイン時に高層階を希望すること。尾根は線路の東側にあり、地上階より数階上がったほうがよく見える。
- 2和歌山MIOや日前神宮国懸神宮までは、無料の自転車を使えば往復とも歩くより早く距離を縮められる。
- 3この宿は駅の東側にあるため、荷物を持って移動する前に紀勢線のどちら側の出口を使うか確認しておくこと。
- 4朝食は時間帯が決まったビュッフェなので、紀勢線の乗り継ぎが早い日はチェックイン時に営業時間を確かめること。
- 5車で来る場合は有料の専用駐車場を事前に予約しておくこと。近隣の大型駅前ホテルより台数枠が小さい。
- 6リゾート滞在ではなく星3の標準的な客室と考えておくこと。本当の上乗せ価値は眺望であって部屋の広さや設備ではない。
